クリスマスゲーム~レブロンとウェイド~
ともに2003年のドラフトで上位指名。(レブロン・ジェームズ・・・全体1位指名でクリーブランド・キャバリアーズ、ドウェイン・ウェイド・・・全体5位指名でマイアミ・ヒート)
両者とも1年目からチームの主力としてチームを牽引。2年目にはオールスターに選ばれ、シャキール・オニールをチームに迎え入れたヒートはイーストでデトロイト・ピストンズと激しい争いを展開した。3年目にはベテランのゲイリー・ペイトン、アロンゾ・モーニングの力を借りながらNBA制覇。ファイナルMVPも獲得し、レブロンより先に頂点を経験する。しかしながらその後、度重なる故障などで優勝とは無縁の生活を送る。
一方レブロンも負けじと翌年にファイナルへとコマを進めるが、相手が当時全盛期だったスパーズだったのが運の尽き。スウィープ(4連敗)で 苦杯を味わうこととなる。
そしてそのあともシーズンMVPなどの個人賞は総なめにするものの、優勝には手が届かぬまま、迎えた2010年のオフ、なんとレブロンがヒートへの移籍を決断。同年ラプターズからヒートに加入したクリス・ボッシュとドウェイン・ウェイドによる史上最高(全員が最盛期にあった)と呼ばれるビッグ3を結成することとなる。その後の4年間でヒートは4年連続のファイナル出場、2度の優勝を達成し、今年、レブロンは古巣へと復帰した。
さて、簡単にこれまでを振り返ってみたところで、試合の方はというと、お互いにビッグマンであるアンダーソン・ヴァレジャオ(キャブズ)とクリス・ボッシュ(ヒート)を欠いたラインナップでスタート。
ヒート(イースト7位)
PG マリオ・チャルマーズ
SG ドウェイン・ウェイド
SF ルオル・デン
PF ショーン・ウィリアムズ
C クリス・アンダーセン
キャブズ(イースト5位)
PG カイリ―・アービング
SG マイク・ミラー
SF ショーン・マリオン
PF レブロン・ジェームズ
C ケビン・ラブ
試合は前半ウェイドが24得点の大暴れ(最終的に31得点)。対照的にレブロンは得点を伸ばせない。
その理由はマッチアップのルオル・デンとヒートの組織としての対策にあった。
デンの長い手足と絶妙な間合いでのディフェンスによって気持ちよくプレイさせてもらえないレブロンは速攻のチャンスから点を奪おうと試みるが、ダンクする前にファウルで止められてしまう。スポールストラHC含めヒートの同僚たちはレブロンを簡単に調子づかせてはならないことを肌感覚で理解しているため、徹底されていたように思う。フリースローも外しまくり「半ハック・ア・レブロン」となる中、終始難しい表情でのプレイを余儀なくされた。
それでも後半は修正して30得点に乗せてくるのだからさすがキングとしか言うほかはない(笑)
デンはオフェンスでもフル稼働し、この試合のMVPと呼べるほどの活躍を見せた。
後半はキャブズがアービング、レブロンを起点に4Qに同点まで追いつくも、ヒートのフロントコート陣がインサイドで奮起し、簡単には逆転を許さない。最後はベテランダニー・グレンジャーが勝負強さを発揮。リバウンド数でも43-37と優位に立ったヒートが101-91でキャブズを下した。(下部ハイライトあり)
レブロンは試合前にウェイドと抱擁。試合中にも観客にあいさつし、ヒートの元チームメイトらと軽く言葉を交わすなど久しぶりに訪れた古巣での一日となった。
ちなみにレブロンは試合の前日にウェイドの自宅で一緒にご飯を食べたらしい。何食ったんだろう(笑)
こんばんは。capetaです。
今日から始めました。このブログは、私が小学校の頃より好きだったNBAを中心に書き綴っていけたらと思います。